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【EVENT】5/8(日)18:00〜「星への祈りー銀鏡神楽」 映画『銀鏡 SHIROMI』監督・赤阪友昭トーク

映画「銀鏡 SHIROMI」には、ふたつの時間が流れている。


ひとつは、
銀鏡の自然に流れる悠久の時間………。

春の訪れを告げる山の花々、山肌を流れる清らかな水、森に住まう動物たち。山の恵みを感じながら、宙を見上げれば、「夜空には星々が降りそそぎ、銀河の時間すら感じることができるだろう。

そして、もうひとつは
神楽の里に生きる人々の一年………。

限界集落の村で、柚子や唐辛子を生産し加工までを担う会社をつくることで雇用を生み出し、村に住み続けて神楽を守ろうとする銀鏡の人々がいる。彼らは20年以上にわたり、山村留学を通じて人を育て、学校を残してきてもいる。決して未来を諦めず、今という時間をひたむきに生きる彼らの暮らし、そこには自然に軸をおいた人々の謙虚で真摯な営みの時間が流れている。


銀鏡の里には、年に一度、ふたつの時間が邂逅するときが訪れる。それが星の神楽、「銀鏡神楽」だ。


銀鏡神楽は、神々の舞を通して星への祈りを捧げる。あらゆる命の源は、星々の住まう宇宙にある。私たちの存在が、そもそも星のかけらからできているという本質を知っているかのように、銀鏡神楽は宇宙の摂理を内包している。そして、神楽の舞を捧げる銀鏡の人々は、それぞれが光り輝き、互いの関係性によって世界をつくろうと懸命に生きている。そんな彼らの生き方は、今の私たちではなく、未来の子供たちの世界がどうあってほしいのか、千年先の世界を想像して生きることの大切さを教えてくれる。
映画「銀鏡 SHIROMI」公式サイトhttps://shiromi-movie.com/

映画「銀鏡 SHIROMI」公式サイトより
スタンダード
ブックストア
中川和彦
スタンダード ブックストア 中川和彦

つい先日随分久しぶりに赤阪さんに会って、彼が監督した映画の話を拝聴した。普段私にはほとんど縁のない神楽、しかも宮崎県の銀鏡(しろみ)という辺境の地で行われる星の神楽の話。赤阪さんは神楽に関心があったのではなくそもそもは鏡餅のフォルムがとぐろを巻いた蛇を表していることに興味を持っていた。鏡餅の蛇を追いかけていると島根県の神楽に行きつき、さらに導かれるように銀鏡に流れ着いたそうだ。赤阪さんは銀鏡の神楽で一般的にフォーカスされる最後の演目ではなく、一番最初の神楽奉納の前夜にひとつだけ舞う「式一番 星神楽」に惹かれた。伊勢神宮の神嘗祭において北極星と北斗七星が天空で演じる関係性がまさに銀鏡の星の神楽のモチーフとそっくりだったからだ。赤阪さんは神楽という祀りの根底にある世界観というか宇宙観を肌で感じ、大切にしている。畢竟私たちも宇宙の一部であり、私たちは星からできている。しかし私たちはそんなことを感じる余裕もなく日々暮らしている。この映画の冒頭、昼間の星の映像が映されるそうだが、昼の天にも星が輝いているなんて想像すらできていなかった。金子みすゞが「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。」と書いた。見えるものだけでなく、見えないものを想像し、身近に感じられると心に余裕ができ、暮らしが豊かになる。赤阪さんは今回のイベントは『縄文の祈りから始まり、エジプトや遊牧の民の星の信仰、陰陽五行思想からみた日本の古代祭祀にいたるまで、銀鏡を起点に四方八方星三昧のお話会にしたいと思います。』とおっしゃった。銀鏡にまつわるあれこれをより詳しく解説した映画のオフィシャルガイドブックの販売も行います。ギリギリのご案内となりましたが、銀鏡の有機柚子と蜂蜜を使用したジュース「ゆずはっち」を飲みながらトークをお聞きください。お見逃しなく!

映画『銀鏡SHIROMI』オフィシャルガイドブック ¥1,650 会場で販売いたします!ぜひ!

「星への祈りー銀鏡神楽」 映画『銀鏡 SHIROMI』監督・赤阪友昭トーク

『星への祈りー銀鏡神楽(しろみかぐら)』

現在、大阪・十三の第七藝術劇場で上映中の映画『銀鏡 SHIROMI』の監督である赤阪友昭が、日本の古代祭祀の基礎である縄文的コスモロジーについて語ります。

トークの内容は、北極星をはじめとする星の巡り、火山活動と古代祭祀、沖縄のアニミズムとユーラシア大陸のコスモロジー、陰陽五行思想と日本の祭り、伊勢神宮と星の信仰など。いくつもの引き出しから溢れる智慧と物語を共有する時間になるはずです。

「銀鏡神楽は星の神楽なんですよ」

そう教えてくれたのは、宮崎県西都市の山村の集落・銀鏡(しろみ)の古老濵砂武昭さんでした。北極星=宿神という中世の古代神を入口にして銀鏡神楽を見ていくと、表で説明されていることとは別の風景が見えてきました。日本において、星の祀りを残す神事は稀有だそうです。星への祈りを捧げる銀鏡の人々と銀鏡神楽ー、そこには、古代の人たちのコスモロジーが残されています。今回は、銀鏡で10年以上に渡って時間を過ごしてきた映画監督の赤阪友昭が彼らの宇宙をご案内します。

会場スタンダードブックストア2Fギャラリー
日時5月8日(日)18:00〜 /19:30頃終了予定
出演赤阪友昭(写真家、映画監督、プロデュサー)
料金¥1,650(¥1,500+税)
*1ドリンク付/銀鏡の有機柚子と蜂蜜を使用したジュース「ゆずはっち」を召し上がってください!
*定員になり次第締め切りとさせていただきます。
予約(1)来店 2Fレジカウンターへ
(2)電話 06-6796-8933
(3)E-mail info@standardbookstore.com
   ❶イベント名 ❷お名前 ❸お電話番号 ❹人数をお送りください
(4)通販(手数料含み1,850円)
スタンダードブックストアBASE https://standardbook.thebase.in/items/61609760
赤阪友昭(写真家、映画監督、プロデュサー)

写真家、映画監督、プロデュサー。1963年大阪市生まれ。阪神淡路の震災を機に、狩猟採集や遊牧の暮らしに興味を持ち、モンゴルや北極圏など辺境への旅をはじめる。雑誌への写真と文の寄稿、テレビ番組の制作や公共施設での写真展やプログラム制作、国際文化交流プロジェクトのプロデュースなど活動は多岐にわたる。東日本の震災後は、福島の立入制限区域内の撮影を続け、記録映像を福島県南相馬市と共同制作する。映画関係では、ドキュメンタリー映画「新しい野生の地–リワイルディング」(オランダ)の日本語版を制作し、日本全国で劇場公開する。2009年より写真ギャラリー「photo gallery Sai」(大阪市福島区)を主宰。写真家で1996年に亡くなった星野道夫氏とは生前から交流があったことから、彼の死後、その遺志を継ぐようにアラスカの先住民と交流を続けてきた。特に星野道夫の盟友で先住民クリンギットの神話の語り部であるボブ・サム氏とは親交が深く、2000年12月にはアラスカ先住民族クリンギットの古老エスター・シェイを含む6名を日本に招聘し、「神話を語り継ぐ人々」と題した国際文化交流プロジェクトを共に開催する。このプロジェクトで、北海道のアイヌとの神話に関する文化交流や明治神宮での神話のストーリーテリングなどの統括責任者を担う。エスター・シェイは、クリンギットとアイヌの間に民族的な繋がりがあることを感じており、星野道夫氏は、その出会いを強く望んでいたという。また、2008年8月には星野道夫のためにアラスカ州シトカに彼のトーテムポールを立てるプロジェクトも実現する。このトーテムポールは、アラスカのクリンギットの人々に加え、日本からの数十名のボランティアや現地シトカの賛同者らがロープを引いてクリンギットに伝わる伝統的な手法で立てられた。星野道夫のトーテムポールは今もシトカの海辺で日本を向いて立っている。