The Screw 京都を拠点に活動を続ける写真家、吉田亮人による新作「The Screw」を展示します。
キャリア初期から働く人々を被写体として撮影してきた吉田は、これまでバングラデシュ のレンガ工場や皮なめし工場の労働者や、日本の海苔漁師、製革所で働く人々などを写真 に収めてきました。 本作は吉田が2012年から2018年まで撮り続けてきた、船舶の推進力となる「スク リュー」を作るバングラデシュの労働者にフォーカスした作品です。 薄暗い工房で、真っ赤に煮えたぎり、強い光を放つ鋼鉄と格闘しながら肉体労働に従事す る労働者たちの威容を捉えたモノクロームの世界に圧倒されるでしょう。
本展は写真集刊行に合わせ、その制作過程を可視化するような展示と、写真集巻末に収め られている作家のいしいしんじさんによる書き下ろし短編小説「スクリュー」の原稿も併 せて展示いたします。 一冊一冊手作業で制作された大判の写真集の装丁は吉田の写真集のほとんどを手がけてき た装丁家・矢萩多聞さん。 是非手に取ってご覧ください。
写真集「The Screw」(Three Books刊) 撮影:吉田亮人 装丁:矢萩多聞 小説:いしいしんじ 英訳:ラウリ・キツニック
5/18(木)~6/5(月)…火曜日は定休日、最終日は17時まで。
※ 以下イベント開催日は終了時刻が変わります。5/28(日)・6/3(土)17時まで、5/31(水)18時まで、6/4(日)16時半まで
6/3(土)は吉田亮人 x 矢萩多聞トークを開催いたします(オンライン配信します)。イベント詳細は最後に
1980年宮崎県生まれ。京都市在住。
滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。
2010年より写真家として活動開始。
広告や雑誌を中心に活動しながら、「働く人」や「生と死」をテーマに作品制作を行う。
国内外での展覧会、出版物を刊行している。写真集出版レーベル「Three Books」の共同代表。
出版物に「Brick Yard」(2014・私家版)/「Tannery」(2016・私家版)/「The Absence of Two」(2017・限定111部アーティストブック)/「THE ABSENCE OF TWO」(2018・青幻舎・Editions Xavier Barral)/「The Dialogue of Two」(2023年・第47回木村伊兵衛賞最終選考ノミネート作品)、写真家としての10年間の活動を綴った書籍「しゃにむに写真家」(亜紀書房)がある。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。
画家・装丁家。1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅し、中学1年で学校を辞め、ペン画を描きはじめる。1995年から南インドと日本を半年ごとに往復、横浜や東京で展覧会を開催。2002年、『インド・まるごと多聞典』(春風社)の出版をきっかけにして本のデザインにかかわるようになり、これまでに600冊を超える本を手がける。2012年、京都に移住。出版レーベルambooksをたちあげたり、「本とこラジオ」パーソナリティをつとめたり、本とその周辺をゆかいにする活動を広げている。著書に『本とはたらく』(河出書房新社)、『美しいってなんだろう?』(世界思想社)、『本の縁側』(春風社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、 共著に『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)がある。
会場 | スタンダードブックストア2Fギャラリー |
日時 | 6月3日(土)18:30〜 /20:00頃終了予定 |
出演 | 吉田亮人 矢萩多聞 中川和彦(スタンダードブックストア…なんとなく横にいます) |
料金 | ①会場参加:¥1,430(¥1,300+税) *ドリンクは付いておりません。各自1Fカフェでお求めください。 ②オンライン参加:¥990(¥900+税)…BASEのみで販売 *定員になり次第締め切りとさせていただきます。 |
予約 | (1)来店 2Fレジカウンターへ (2)電話 06-6796-8933 (3)E-mail info@standardbookstore.com ❶イベント名…「The Screw」刊行記念 吉田亮人 x 矢萩多聞トーク ❷お名前 ❸お電話番号 ❹人数をお送りください (4)通販(オンライン視聴は②をご購入下さい) ①スタンダードブックストアBASE ②スタンダードブックストアBASE でお買い求めください。 |