10数年前、まちライブラリーに関わっていた大学同期から『難波の府大にできる図書館のデザインで困っているからデザイナーを紹介して欲しい』と言われ、graf代表の服部さんを紹介したことで初めてまちライブラリーを知った。蔵書ゼロ、すなわち何も無い状態から始め、みんなで本を持ち寄ってつくる図書館という発想に驚いた。フツーの人たちが参加し、自分の居場所のように感じる仕組みは、まちライブラリー提唱者、礒井さんが森ビルで手掛けた『アカデミーヒルズ』へのカウンターだったのかもしれない。そのカウンター精神が文化性を帯び、ともすればハイソなイメージを纏う『本』や『本のある場』のハードルを下げたのがまちライブラリーの一番の功績ではないかと私は思っている。府大の後、もりのみやキューズモールのまちライブラリーにも参加させてもらうことにもなり、礒井さんにはずっと懇意にしていただいている。このたび礒井さんが『「まちライブラリー」の研究 「個」が主役になれる社会的資本づくり』を上梓され、トークすることになった。「スタンダードブックストアから学んだまちライブラリー」なんてちょっと面映ゆいタイトルがついているが、ご参加の方と楽しい雰囲気を共有できれば幸いである。
スタンダードブックストア/中川和彦
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まちライブラリーのエポックメイキングな2施設である、まちライブラリー@大阪府立大学(現:大阪公立大学、2023年3月閉館)とまちライブラリー@もりのみやキューズモールの立ち上げに大きく関わった中川和彦氏(スタンダードブックストア合同会社 運営統括責任者)とまちライブラリー提唱者であり、『「まちライブラリー」の研究 「個」が主役になれる社会的資本づくり』著者の礒井純充が、「まちライブラリー」「個」「本」をキーワードに大阪の特徴を思索し語りあいます。
まちライブラリーは大阪府に276カ所(2024年3月11日現在)開設されており、その数は日本で最も多い。なぜ大阪ではまちライブラリーが広がったのか。また、組織や公共に対するカウンターパートとしての意義や不安が多い現代社会に提示できることを探ります。
会場 | SYNTH(シンス)ビジネスエアポート 西梅田ブリーゼタワー 大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー1F *詳しくはこちら → SYNTH(シンス) *会場へのアクセス → アクセス |
日時 | 4月12日(金)19:00〜 /20:30頃終了予定 |
出演 | 礒井純充(まちライブラリー提唱者) 中川和彦(スタンダードブックストア) |
料金 | ¥1,650(¥1,500+税)ドリンクのご用意はありません *全席自由 *当日受付にてお支払いください *現金不可(クレジット・交通系IC・ペイペイ等対応可) *定員になり次第締め切りとさせていただきます。 |
予約 | emailにて info@standardbookstore.com ❶イベント名…4/12「スタンダードブックストアから学んだまちライブラリー」❷お名前 ❸お電話番号 ❹人数 をお送りください。 |