昨年1月に刊行され好評の『OUT OF SIGHT!!! Vol.2 アジアの映画と、その湿度』。編集長・堤大樹をホストにインディペンデントパブリッシングを手掛ける編集者たちを招き、「制作の面白さから、その苦労」、はたまたビジネス的な観点からみた「雑誌・出版の可能性」について語り合う連続トークイベント!
大阪編は、松村貴樹(『IN/SECTS』編集長)を招いて、制作の楽しさから流通の大変さまでを語り合います!
編集部や、OUT OF SIGHT!!!の出版の活動の中で、ANTENNAが追求してきたのは、「都市の中で、人は文化をどのように宿していくのか」ということ。
文化は人の営みを支える創造的な行為であり、またそれがコミュニティや、都市の中で共有され結びついていくことで習慣や価値観、規範となってアイデンティティを形づくるからです。
中でもローカルのカルチャーには、今の既存の仕組みには依存しないやり方やあり方がまだまだ潜んでいます。その文化形成の仕方や、獲得のプロセスを追求することで、今後の社会をよりよくするヒントが見つけられると私たちは考えています。
そして現在、私たちは雑誌という媒体に大きな可能性を感じています。
複数のコンテンツを一つにまとめることで生まれる文脈や、印刷・流通までを含めた多くの人との仕事を通じた関わり。そういった紙の制作ならではの広がりや、深まりは、コンテンツの消費スピードがあがっていく現代社会の中で、ひとつの文化を形成する重要なピースになるからです。
特に、私たちが今強い興味を抱いているのはインディペンデントパブリッシングというアプローチ。
広告を取り、大規模流通を行って多くの読者に届けるマスに向けた大衆紙でもなく、半径数メートルのコミュニティを深く掘り下げる個人の好きが詰まったZINEでもない。そして機関誌とはまた違った外へ開かれたインディペンデントパブリッシングというあり方は、雑誌の売買を通じて社会と接続しながらも自分たちの探求を深め、同じ関心を持った人が集まるためのよい目印となるはず。
当イベントは、そんなANTENNA・PORTLA編集部が熱をあげているインディペンデントパブリッシングの可能性を、OUT OF SIGHT!!!の発刊を言い訳に編集者の方々を招いて語りあい、それぞれの雑誌の輪郭をなぞってみることでより立体的にとらえようという試みです。
会場 | スタンダードブックストア2Fギャラリー |
日時 | 1月20日(金) 19:30〜 /21:00頃終了予定 |
出演 | 堤大樹(『OUT OF SIGHT!!!』編集長) 松村貴樹(『IN/SECTS』編集長) |
料金 | ¥1,500(税込) *ドリンクは付いておりません。ドリンクは各自1階でお求め下さい。 *定員になり次第締め切りとさせていただきます。 |
予約 | (1)来店 2Fレジカウンターへ (2)電話 06-6796-8933 (3)E-mail info@standardbookstore.com ❶イベント名… 堤大樹x松村貴樹トーク『インディペンデントパブリッシングの可能性』❷お名前 ❸お電話番号 ❹人数 をお送りください (4)通販 スタンダードブックストアBASE でお買い求めください。 |
1976年生まれ。ローカル・カルチャー・マガジン『IN/SECTS』編集長。出身は京都府八幡市。21歳で単身渡米、ニューヨークで5年過ごす。帰国後、フリーランスを経てLLCインセクツを設立。2009年の春、『IN/SECTS』を創刊。
IN/SECTSの詳細はこちら:https://insec2.com/

OUT OF SIGHT!!!編集長 / ANTENNA・PORTLA編集部 代表
「関西にこんなメディアがあればいいのに」という想いで2013年にインディペンデント・カルチャー・マガジンANTENNAをスタート。4年半勤めた呉服問屋の営業を退職し、2016年にロフトワークに入社。徐々に個人への仕事の相談が増えたことを受け、2020年に企画・制作・編集プロダクションEat, Play, Sleep inc.を設立。2021年にはANTENNAの編集長を後進に託し、「旅と文化」をテーマとしたメディアPORTLAを立ち上げ編集長に就任した。同2021年に『OUT OF SIGHT!!!』創刊。持ち味はエゴの強さで、好きなことは企画・編集業務。悩みややりたいことがなくならないこと。関係者各位に助けられ、発見と失敗の多い毎日を謳歌。
▼OUT OF SIGHT!!!とは?
https://antenna-mag.com/post-60730/
